太陽熱温水器の設置場所はどの様なところが良いのですか。 | 日当たりの良い南向きで傾斜角が、20度〜30度位が一番効率
の良い設置場所になります。一般的には屋根の傾斜角を利用しての南面の
設置となります。 なを、西向き、東向きの設置の場合は効率が30%位低くなります。 |
お湯はどの位の温度になりますか。 | 設置場所がどの
地域か、その地域での日射量がどの位か、夏か冬か等の季節、快晴か曇り
か等の条件によって、得られる湯温が違ってきます。 一般的には冬の快晴日ですと入れた水の温度から25℃〜30℃以上上昇 し、夏の快晴日には入水温度から、30℃〜35℃以上上昇したお湯が得ら れます。 (冬では40℃夏では70℃近くのお湯が得られます。) |
冬でもお風呂に入れる位の温度になりますか。 | 暖かい 地方で快晴で有れば入浴できる位の温度になる日もあります。冬で低い温 度しか得られない日は、追い焚きをして使用してください。風呂釜のある場 合は加熱して、無い場合は高い温度の湯を足し湯して全体の温度を上げて 下さい。 この場合でも、すでに太陽熱温水器で予熱されているので、少ない燃料費 で済みます。 |
200g型(標準型)だと、どれ位の量のお湯が使えますか。 | 約180gのお湯が出ます。夏期ですと温度が非常に高くなりますので、
水で薄めて使うようになり、かなりの湯量が使えます。 標準家庭ですと200g型が一般的で、一番普及しています。 |
太陽熱温水器が有る場合と無い場合では燃料費はどの位 違ってきますか。 | 温水器の種類、設置する場所や向きによっ
て違いがありますが、関西地区ですと標準の200g型、南向き設置の場合
年間集熱量は約180万Kcalになります。これはLPガスに換算すると約
5万円近い金額になります。 一般的な4人家族では、ガス燃料費のほぼ半分が太陽熱でまかなえる ことになります。 |
お湯を使った分だけ自動的に同時に水を入れる使い方は 出来ますか。 | 配管工事をする時に上部給湯配管方式でやれば
出来ます。 但し、約100g位まではあまり温度の下がらないお湯が出ますが、それ 以上の量になりますと、お湯と水がまざるので、使用量が多くなるに つれ温度が下がってきます。 |
寒い冬に凍結の心配は有りませんか。 | 零下何度くらい
まで下がるかによって違いが有りますが、−2℃位までですと配管に保温
剤を巻いておけば問題有りません。 それ以下に下がる厳しい寒さの場合、夜には水抜きをして下さい。 温水器本体については、貯湯槽は凍結しません。また集熱板は中の水が 凍結しても膨張分を逃す構造のため破損しない様になっています。また 太陽光が当たればすぐに温度が上昇し融けてきます。 |
重い温水器を屋根に上げても大丈夫ですか。 | 満水した
200g型では280s位になりますので、この重さに耐える屋根でなければ
据え付けられません。 簡易住宅ではない一般の住宅では普通は大丈夫ですが取り付け前に重さに 耐えられる構造かどうかチェックして下さい。 |
温水器は4本のワイヤーで固定するそうですが、それで大丈夫 なのですか。 | 温水器の重さ、色々な屋根の状態、風の強さ等を
考えて、十分な太さのワイヤーを選んでおりますので強度は十分です。 なを、風の強いときには水を一杯に入れておいて下さい。重い方が風に 対して安定となります。 |
雪がたくさん降っても大丈夫ですか。 | 集熱板は強化 ガラスを使っておりますので、1メートル位の積雪ならば大丈夫です。 強化ガラスは250s/uの重さまで耐えられます。 |
ガス給湯器につなげますか。 | 普通のガス給湯器の給水
口に温水器から出たお湯を入れる事は出来ません。これは高温のお湯でも
ガス給湯器が着火して沸騰し、破裂、破損の危険があるからです。 温水器から出たお湯を直接入れられるのは、入ってきたお湯の温度により 着火する、しないをコントロールできるガス給湯器、あるいは貯湯式給湯 器です。 ただし、最近ではガス給湯器メーカーが機器ごとにソーラー接続ユニット を出していますので、そのような場合それらの接続ユニットを介しての接続は可能となります。 |
温水器のお湯は飲めますか。 | 温水器には無害な材質を 使っていますが、お湯はなるべく飲まないようにしてください。 |
温水器はどの位持ちますか。保証期間は何年ですか。 |
温水器は10年間は持つように設計しておりますので、10年間位はご使用
になれます。但し一部の部品は現在のところ、それほど長期にわたって
使用に耐えるものが有りませんので、新しいものと交換する必要が生ずる
事もあります。 保証期間は据付後1年間です。 |
電気が余ったらどうなりますか。 | 余った電気は売ります。 晴天時の昼間など使い切れないほど発電し電気が余った場合は、自動的に電力会社の電力系統に送り売電します。だから発電した電気を無駄にすることは有りません |
夜間や雨の時でも電気は使えますか。 | 夜間や雨の時でも電気は使えます。 夜間や雨天など日射量がゼロに近い場合は今までどうり、電力会社から電気を買います。 |
停電時でも電気は使えますか。 | 停電時でも日射があれば発電をします。 停電時には手動で自立運転に切り替えることにより、専用コンセントでAC100V(最大1500W)を使うことが出来ます。晴天日の昼間ならTVを見たり、携帯電話の充電などが可能です。(自立運転機能) |
南面以外の屋根にも設置できますか。 | 南面以外でも設置は出来ます。 真南面で傾斜角30°のときが最も発電量が大きくなりますが、東西45°で−5%、真東、真西でも約−15%しか低下しません。ただし北面の場合は、発電量は大きく低下します。また傾斜角度による発電量の変化は、一般的な傾斜角(22〜27°)で−数%程度です。 |
毎月の発電量はどのくらいですか。 | 東京と福岡での月別発電量シミュレーション値をグラフに示します。 地域、季節によって発電量の大小があります。また太陽電池の設置条件やその年の天候によっても発電量は変化します。 |
どんな屋根にも設置できますか。 | 多くの種類の屋根に対応できます。 屋根の上にモジュールを設置する面積が十分であれば、ほとんどの屋根に設置することができます。 |
太陽電池に影ができると発電量はどうなりますか。 | 太陽電池モジュールの一部に落ち葉や電柱などの影があると、その部分での抵抗が大きくなり、発電量が低下しますが 現在、殆どの太陽電池モジュールはバイパスダイオード機能を備え、影による発電量低下を最小限に抑えることが出来ます。 |
太陽電池の重みによる屋根への負担が心配ですが。 | 屋根への荷重は問題有りません。 太陽電池モジュールおよび取付金具の重さは、和瓦の1/3〜1/4程度と軽量です。 |
余った電気を蓄電する機能はありますか。 | 蓄電機能はありません。 ただし電力会社と契約することにより昼間の余剰電力を電力会社に売り、夜間などの必要なときには電気を買って使うことができます。 |